世界大百科事典(旧版)内のTsvet,M.S.の言及
【化学】より
… 20世紀の有機化学実験室をそれ以前の実験室と区別するのは,分離手段としての各種クロマトグラフィーと構造決定のための各種分光器である。1906年ころロシアの植物学者ツベートMikhail Semyonovich Tsvet(1872‐1919)は,色素混合溶液を炭酸カルシウムカラムを通過させて分離し,クロマトグラフィーの手法を創案した。40年代にマーティンArcher John Porter Martin(1910‐ )とシンジRichard Lawlence Millington Synge(1914‐94)は,分配クロマトグラフィー,ペーパークロマトグラフィーを考案した。…
【クロマトグラフィー】より
…今日,化学物質を扱う各分野で,なくてはならない手法として活躍している。
[歴史]
クロマトグラフィー(色の記録の意)の名付親はロシアの植物学者ツベットMikhail Semenovich Tsvet(1872‐1919)である。ツベットは1906年に植物葉に含まれる色素類の分離を初めて報告した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」