世界大百科事典(旧版)内のtympanの言及
【ティンパヌム】より
…タンパンtympan(フランス語),テュンパノンtympanon(ギリシア語)ともいう。(1)古典建築および近世建築において蛇腹でかこまれたペディメントの三角形の壁。円弧形のものもあり,一般に彫刻で飾られる。(2)中世建築において,窓や出入口など開口部のアーチと,アーチを支持する壁(またはピア)の間に水平にかけ渡した短い梁とでかこまれた半円形の小壁(こかべ)。とくにフランス中世の聖堂の出入口に作られたものは,しばしば立派な浮彫,彫刻で飾られた。…
※「tympan」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」