世界大百科事典(旧版)内のusuraの言及
【高利貸】より
…旧約聖書《申命記》における〈兄弟からはどんな利子もとってはならぬ〉という教えは,4世紀の聖アンブロシウスによって〈資本を超えたものを受け取ってはならない〉という形に一般化され,グラティアヌスによって教会法に組みこまれた。キリスト教徒の間で利子付きの貸借を行うことは高利貸usuraとして神の教えに背くことと考えられた。違反した者は破門され,秘跡を受けることも正規の墓地に埋葬されることも許されず,場合によっては世俗の裁判所へ引き渡されることもあった。…
※「usura」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」