世界大百科事典(旧版)内のvanderLinden,C.の言及
【オランダ】より
…オランダはドイツ軍の侵入を免れたが,戦争は海上貿易の縮小と日常必需品の不足など国民経済を困難に陥れた。戦時下の国民的一体感の盛り上がる中で,17年ファン・デル・リンデンCort van der Linden(1846‐1935)内閣は憲法を改正し,すでに戦前からの懸案であった選挙法改正(普通選挙,比例代表制)と学校問題(公・私立学校の全額国庫負担)を解決し,19年議会は婦人参政権などの社会立法(1日8時間労働,老齢年金受給開始年齢引下げなど)を可決した。戦後オランダ経済はいち早く復興したが,20年秋には過剰生産と戦後インフレの危機が始まり24年まで続いた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」