世界大百科事典(旧版)内のwesentlicheManierenの言及
【装飾音】より
…その場合装飾音の遊戯性と器楽の名人芸的要素が結びついて華やかな音楽をくり広げることもしばしばである。一方こうした自由な装飾法は,17世紀においていくつかの特定の音型に定型化され,ここに当時〈本質的な装飾音wesentliche Manieren〉と呼ばれた狭義の装飾音が成立することになる。それらはとくにフランスの鍵盤音楽で盛んに用いられ,それらを表示する記号も考え出された。…
※「wesentlicheManieren」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」