世界大百科事典(旧版)内のWessel,J.の言及
【ハンスフォルト】より
…オランダの人文主義者。ウェッセルJohannes Wesselともいう。生地フローニンゲンの市立学校,ズウォレの共同生活兄弟会の学校で学んだのち,そこで教える。1449年以後ケルン,ハイデルベルク,パリの諸大学に留学して学位を得,神学,哲学,ギリシア,ヘブライ,カルデア,アラビアの諸語,医学などをきわめた。その博識により〈世の光Lux mundi〉と呼ばれたが,スコラ哲学において実念論から唯名論的立場に移行したため,反対者から〈矛盾の博士Magister contradictionum〉とも呼ばれた。…
※「Wessel,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」