世界大百科事典(旧版)内のWestSaxonの言及
【ウェセックス】より
…もとは中世のアングロ・サクソン七王国中の一つの王国名で,ほぼ現在のハンプシャー,ワイト島,バークシャー,ウィルトシャー,ドーセット,サマーセット,エーボンの各州にまたがる領域を支配した。地名はウェスト・サクソンWest Saxon族に由来。《アングロ・サクソン年代記》によれば,495年ころ大陸より来住したサクソン人が,519年にハンプシャー南部で建国したのが始まりで,9世紀前半のエグバート王時代には七王国の中心となり,またアルフレッド大王時代(871‐899)にはデーン人の侵入を防いでイングランドの統一をなした。…
【英語】より
…OEは各部族の定住した地域により次の四つの方言に分けられる。(1)イングランド北部,ハンバー川以北のノーサンブリア方言Northumbrian,(2)その南,テムズ川までのマーシア方言Mercian(この二つはアングル人の定住地域に行われたので合わせてアングリア方言と呼ぶこともある),(3)ジュート人の定住した南東部のケント方言Kentish,(4)サクソン人の定住したウェスト・サクソン方言West‐Saxon(略称WS。ウェセックス王国の英語)である。…
※「WestSaxon」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」