世界大百科事典(旧版)内のWhipple,A.O.の言及
【手術】より
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[消化器外科の進歩]
食道癌に対しては,日本の中山恒明のくふうにより,1940年以降外科医であればだれでも手がけることのできる手術技法が開発された。手術がむずかしいとされていた膵頭部癌に対しても,ホイップルA.O.Whippleが1935年膵頭十二指腸切除術に成功して以来,術式も種々の変遷をへて完全なものとなり,高カロリー輸液療法と相まって一般病院でも行えるようになった。またメスが及ばないと断念されていた肝臓癌も,術中超音波診断による切除範囲決定や,レーザーメスの開発で広範囲切除も可能となっている。…
※「Whipple,A.O.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」