世界大百科事典(旧版)内のWhipple,F.L.の言及
【彗星】より
…中央集光の中心付近には,すい星の本体である核が存在するはずであるが,地球から直接は見えないものと考えられる。核の大きさは直径1~10kmほどで,1950年代にアメリカのホイップルF.L.Whippleは,〈汚れた雪玉〉説と呼ばれるモデルを唱えた。すい星核はメタン,二酸化炭素,アンモニア,水などが凍ってできた雪と,直径が数cm以下のあらゆる大きさをもった固体粒子がまじりあった一つの不規則な形をした塊で,質量1015g,平均密度1.1g/cm3,10~100時間の周期で自転しているらしい。…
※「Whipple,F.L.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」