世界大百科事典(旧版)内のwitchhuntingの言及
【魔女】より
…中世の政治・宗教的状況の崩壊とともに,とりわけ中部ヨーロッパに社会不安が蔓延し,人々はこれを世界終末時に悪魔の支配がおこる兆候とみた。そのためのスケープゴートとして魔女たちを血祭りにあげるいわゆる〈魔女狩りwitch hunting〉が発生した。教会側からみた魔女信仰の調査は,2人のドミニコ会士,J.シュプレンガー,H.クレーマー共著の《魔女の槌》(1486)にまとめられたが,この著作を契機に,魔女狩り,魔女裁判,魔女容疑者への拷問,火刑は15~16世紀における〈一つの産業〉(K.セリグマン)にまで膨張し,その猛威は16世紀末~17世紀初頭に頂点を迎えた。…
※「witchhunting」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」