世界大百科事典(旧版)内のzhalovannayagramotaの言及
【ロシア帝国】より
… ピョートル1世は彼の設けた県庁その他の地方機関にも,在地の貴族の参加・協力をはかったが,うまくいかなかった。これを成功させたのはエカチェリナ2世で,女帝はその地方改革で郡警察署長,貴族裁判所の判事など在地貴族の互選による多くの官職を設け,これら官職は1785年の特権認可状zhalovannaya gramotaで設立された郡・県の貴族団の集会で,貴族団長など貴族団そのものの役職とともに選出された。政府はこの貴族団の活動に多くの制限をつけたが,民選の官職・役職にも官等を与え,とくに県貴族団長は知事に次ぐ官等を与えられて県内で有力かつ重要な存在となった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」