世界大百科事典(旧版)内のZinsser,R.の言及
【病気】より
…とりわけ,ペストやコレラなどの大規模な流行病は,微生物の固有の活動によるばかりでなく,人間社会の人口の配置と密度,運輸・交通手段,対症能力などによっても規定されるだけに,社会のあり方を照らし出す好適のテスト・ケースとなりうる。このような第1の視角,手法は,シゲリストH.E.SigeristやジンサーR.Zinsserなどの古典的な著作(《文明と病気》1962,《ねずみ・しらみ・文明》1934)で採用されている。 病気を対象とする歴史学において,第2にとりあげられるのは,人々が病気に対してもつ観念や態度の検討である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」