世界大百科事典(旧版)内のハロルドの言及
【ノルマン・コンクエスト】より
…イギリス中世史上,一大画期をなす。この年の初め,アングロ・サクソンのウェセックス家の王統を継ぐエドワード懺悔王が嗣子なくして死ぬと,その義弟にあたるウェセックス伯ハロルド(1022?‐66)が王を称した。しかしウィリアムは,自分が懺悔王の遠縁にあたること,懺悔王が以前から自分に王位を約束していたこと,またかつてハロルドが自分に臣従を誓ったことなどを理由に,王位を要求してイングランド侵入を準備した。…
【ヘースティングズの戦】より
…エドワード懺悔王の死後,イングランド王位をめぐって争ったノルマンディー公ギヨーム(のちのウィリアム1世)とイングランドのウェセックス伯ハロルドとの間の決戦。1066年9月末,ギヨームはノルマン騎士を率いてイングランド南岸に上陸,ヘースティングズHastingsに橋頭堡を築いた。…
※「ハロルド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」