マルガ(読み)まるが

世界大百科事典(旧版)内のマルガの言及

【オーストラリア】より

…オーストラリアの植物分布は主として降水量に支配され,中央部の砂漠ではワジ沿いに葉のまばらな,やせた低木やイネ科ツキイゲ属の叢生が見られる。降水量の増加に伴って,砂漠はマルガmulga(アカシア属)やマレーmallee(丈の低いユーカリ属数種の総称)の灌木林,次いでサバンナへと移行し,ついにはマウンテン・アッシュmountain ashやカリーkarri(いずれもユーカリ属)などの巨木が優占する森林帯となる。また,低地の大河沿いには,うっそうとしたレッド・ガムred gum(ユーカリ属)の河辺林が成立する。…

【カンプン】より

…マレーシアでは,政府行政機構の末端行政単位はカンプンであるが,インドネシアでは,必ずしもこの呼称が使われるとは限らない。南スマトラではマルガ,ミナンカバウではナガリと呼ばれるように,インドネシアでは地域的相違がみられる。この相違は,アダット(慣習法)にのっとった村落行政機構の地域的違いをも反映している。…

※「マルガ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」