元方(読み)もとかた

世界大百科事典(旧版)内の元方の言及

【当作歩方制】より

…野崎浜では1塩戸(1軒前)に3種類の当作人が存在し,それぞれ権利を意味する歩方が付与せられていた。一つは担当人と呼ばれる直接生産者の歩方,一つは地主である野崎家の親類や野崎家に対し功労のあった者に恩恵的に与えられる歩方,一つは元方(もとかた),すなわち野崎家自身の歩方である。それぞれの歩方が5歩,4歩,1歩であった場合,仮にその浜で100円の利益があがると,歩方に応じて50円,40円,10円と配分し,逆に損失を生じた場合は歩方に応じて負担する。…

※「元方」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android