最新 地学事典 「冷却節理」の解説
れいきゃくせつり
冷却節理
cooling joint
火成岩体の冷却時に岩体が収縮し,そのとき発生する応力(熱応力)によって生ずる節理。力学的には伸張裂罅(か)の一種。花崗岩体中に規則的に発達する節理はこれの可能性があるし,溶岩や火砕流堆積物中の柱状節理はこれが系統的な形で現れたものと考えられる。特に水底では,粘性の高い溶岩の表面の冷却節理は不規則になり,角礫状に破砕されてハイアロクラスタイトになる。また,珪長質の水中溶岩の表面にはパーライト構造ができることがある。参考文献:山岸宏光(1994) 水中火山岩,北大図書刊行会
執筆者:山岸 宏光・横田 修一郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

