世界大百科事典(旧版)内の固溶体硬化の言及
【合金】より
…合金元素が固溶すると純金属の強さは一般に上昇する。これを固溶体硬化(強化)という。たとえば純金(24金)では軟らか過ぎるので,25%の銅を含む固溶体がいわゆる18金として用いられる。…
【固溶体】より
… 固溶体の諸性質は組成とともに連続的に変化する。固溶元素による結晶の強度の上昇は固溶体硬化(強化)と呼ばれる。合金【伊藤 邦夫】。…
【塑性】より
…降伏を起こすときの応力を降伏応力,あるいは降伏点というが,これは物質固有の量ではなく,熱処理の条件など履歴に依存し,また試料の含む不純物にも関係する。不純物を含むとふつうは硬くなるので,これによる硬化は固溶体硬化と呼ばれている。また降伏は温度に依存し,降伏応力は一般に高温になるほど小さくなる。…
※「固溶体硬化」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」