梶紙(読み)かじがみ

世界大百科事典(旧版)内の梶紙の言及

【楮紙】より

コウゾを原料とする紙で,古代から現代にいたるまで,一貫して代表的な和紙であった。古代には榖紙(こくし)とよばれ,現代においても梶紙(かじがみ)(構紙・加地紙)などの別名をもつ。原料のコウゾはクワ科に属する落葉低木で,日本に自生し,豊富にあったので,古代において太布(たふ)や栲(たえ)などの織物に用いられていた。…

※「梶紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」