精緻化リハーサル(読み)せいちかりはーさる

世界大百科事典(旧版)内の精緻化リハーサルの言及

【記憶】より

…ところが,情報を単に反復することに時間を費やしても,必ずしもそれが記憶として定着するわけではないとする実験結果が近年になって発表され,現在では,こうしたリハーサルは維持リハーサルmaintenance rehearsal(または1次リハーサルprimary rehearsal)と呼ばれ,情報を短期貯蔵庫に一時的に保持させる機能しか与えられていない。これに対し,記銘すべき情報を相互に関連づけたり情報の意味づけを行うといった情報処理水準の深い処理は,精緻化リハーサルelaborative rehearsal(または2次リハーサルsecondary rehearsal,あるいは符号化リハーサルcoding rehearsal)と呼ばれ,このリハーサルのみが情報を長期貯蔵庫に転送する機能をもつものとされている。(3)メタ記憶metamemory 自らの記憶についての記憶,とくに,自分の記憶がどのようになっているか,どのように機能するかについての知識を,メタ記憶という。…

※「精緻化リハーサル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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