適応機制(読み)てきおうきせい

世界大百科事典(旧版)内の適応機制の言及

【適応】より

…欲求は必ずしも満足されるとは限らず,欲求不満(フラストレーションfrustration)のため緊張の高まることもあるし,相反する二つの欲求,つまり葛藤のため不安の生ずることもある。この緊張や不安解消のため,防衛機制または適応機制と呼ばれる無意識的な心理機制が働くが,神経症はこの緊張や不安の処理が不適切なために発症すると考えられる。外的適応または内的適応がうまくいかない場合を適応障害または不適応と呼び,それには一過性の場合と持続的な場合,環境要因の強い場合と人格要因の強い場合とがある。…

※「適応機制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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