風の三郎(読み)かぜのさぶろう

世界大百科事典(旧版)内の風の三郎の言及

【風祭】より

…新潟県の弥彦神社の二百二十日の風祭や,兵庫県の伊和神社の二百十日の7日前の風鎮祭など,神社の神事にもなっている。新潟県で風の神の〈風の三郎〉を,旧暦6月27日に小屋を作ってまつり風除けを祈ったのは,やや早い例である。上代から,風水害を防ぐためにまつられた奈良県の竜田大社の風の神の祭りは,旧暦4月と7月の4日で,稲の田植前と,台風の季節に当たる。…

【風】より

…古くから風祭が行われていたことが知られる。〈風の又三郎〉は東北地方でいう妖怪で,新潟県などでいう〈風の三郎様〉とともに,風の神としてまつられる。富山県西部の庄川,神通川,常願寺川の中流地帯は,風の神をまつる〈風神堂〉という小祠が集中して点在している。…

※「風の三郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android