中日辞典 第3版の解説
云岗石窟
Yúngāng Shíkū
<中国の世界遺産(文化遺産)>雲崗石窟(登録:2001)
山西省大同市の西郊にある,皇室の主導で開削された石窟群.中国で最も早い時期に形成された仏教窟で,そのほとんどは北魏の興安二年(453)から太和十九年(495)の間に造られた.全体は東部,中部,西部に分かれ,中部には早期の大規模な石窟が残る.東部は仏塔を主とし,西部の石窟は洛陽への遷都後に造られた.大小の仏像は51000体に上り,最大のものは高さが17mに及ぶ.[多田麻美]