宁夏

中日辞典 第3版の解説

宁夏
Níngxià

[名]<地名>寧夏(ねいか)回族自治区.▶中国の一級行政区の一つ.西北地区の東部に位置する.

~的首府是银川Yínchuān/寧夏の区都は銀川(ぎんせん)である.

Huízú【回族】

◆略称は“宁”(寧).11世紀,チベット系のタングート族がこの地に大夏(西夏)を建国.元代以降,「夏を安寧にする」意から“宁夏”と呼ばれる.

◆イスラム教徒の“回族Huízú”が人口の約32%を占める.本区は中国最大の回族居住地で,全国回族総数の17%以上が住む.

◆銀川平原は古くから灌漑農業が発達し,コムギ・米などが作られている.黄河上流の峡谷の一つ“青铜峡Qīngtóng Xiá”に灌漑・発電などを目的とした青銅峡ダムが築かれている.

◆石炭,特に良質の無煙炭の産地として有名.

◆特産品の“枸杞子gǒuqǐzǐ”(クコの実),“滩羊皮tānyángpí”(灘羊の毛皮.衣服用として珍重),“甘草gāncǎo”(カンゾウ),“发菜fàcài”(ファーツァイ),“贺兰石Hèlánshí”(賀蘭石.硯石の一種)を寧夏の“五宝”という.

◆鉄道は包蘭(パオトウ—蘭州)線と宝中(宝鶏—中衛)線が走る.

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