中日辞典 第3版の解説
承德避暑山庄和外八庙
Chéngdé Bìshǔshānzhuāng hé Wàibāmiào
<中国の世界遺産(文化遺産)>承徳の避暑山荘と外八廟(登録:1994)
避暑山荘は別名熱河行宮で,清の康熙42年(1703)に工事が始まり,89年後の乾隆年間に完成した.清代の前・中期の皇帝はほぼ毎年,ここで避暑をし,政務を処理した.江南の自然を模した敷地は,大きく宮殿と御苑に分かれ,御苑には湖,平原,山地が含まれる.
外八廟とは,山荘の周辺に建てられたチベット仏教の寺院群.西域や北方の少数民族の政治,宗教関係の高官が皇帝に謁見する際は,ここで宗教活動を行った.[多田麻美]