中日辞典 第3版の解説
赵之谦
Zhào Zhīqiān
<中国の人名>1829~84趙之謙(ちょうしけん)・(チャオチーチエン).浙江省紹興出身の画家・書家・文人.幼少より勉学を好む.太平天国などの影響で,1859年,31歳で初めて郷試に受かり挙人となる.だが会試にはすべて失敗し,塾で教えたり書画を売って暮らしを立てた.その後,地方行政に携わる.絵は十代より学び,特に花卉は近代の絵画に大きな影響を与えた.書ははじめ顔真卿に,その後,北魏の風に学び,近代日本の書家にも影響を与えた.篆刻にも優れ,金石学者としても知られる.