あやす(読み)アヤス

デジタル大辞泉 「あやす」の意味・読み・例文・類語

あや・す

[動サ五(四)]機嫌をとってなだめすかす。「赤ん坊を―・す」
[可能]あやせる
[類語]なだめるすかす宥めすかす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「あやす」の意味・読み・例文・類語

あや・す

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. きげんをとってなだめる。また、手なずける。
    1. [初出の実例]「ねかす子をあやしてていしゅしかられる」(出典:雑俳・柳多留‐七(1772))
  3. 愛玩(あいがん)する。かわいがる。
    1. [初出の実例]「此頃まで手飼にして愛(アヤ)した物を。番木鼈(まちん)を食せて殺すとは」(出典滑稽本浮世床(1813‐23)二)
  4. だます。ごまかす。
    1. [初出の実例]「わつちがうちかけをかけてあやしておきんす」(出典:黄表紙・茶歌舞妓茶目傘(1787))

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