デジタル大辞泉
「しんみり」の意味・読み・例文・類語
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しんみり
〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 心しずかに落ち着いているさまを表わす語。〔邇言便蒙抄(1682)〕
② 深く心にしみ入るさまや、やりとりの情のこまやかなさまなどを表わす語。
※歌舞伎・神有月色世話事(
縁結び)(1862)「雨の降る夜にしんみりと、濡れたる傘のさし合ひも」
※はやり唄(1902)〈
小杉天外〉八「低声
(こごゑ)ながらしんみりとした調子で云った」
③ 心がしずんで、物さびしくしめやかなさまを表わす語。
※思出の記(1900‐01)〈
徳富蘆花〉一「僕はしんみりと
墓前に祈念した」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報