しんめり(読み)シンメリ

デジタル大辞泉 「しんめり」の意味・読み・例文・類語

しんめり

[副]しんみり」に同じ。
「なんとなく―として水を打ったようであった」〈未明薔薇巫女

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「しんめり」の意味・読み・例文・類語

しんめり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
衣服などが湿気を帯びているさまを表わす語。しっとり。
※詩学大成抄(1558‐70頃)八「高い山はくもきりがかかるほどに、〈略〉きるものもしんめりとなるぞ」
※玉塵抄(1563)三六「しづかにしんめりとしてかいそばうてあるは」
※めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉一「菩醍樹が青びかりに光るしんめりとした月の光をあびて、おぼろにあをみ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android