たおたお(読み)タオタオ

デジタル大辞泉 「たおたお」の意味・読み・例文・類語

たお‐たお〔たをたを〕

[副]しなやかなさま。たおやかなさま。たわたわ。
夕日の光をあびて―と羽ばたいてゆく五位のむれを」〈中勘助銀の匙

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「たおたお」の意味・読み・例文・類語

たお‐たおたをたを

  1. 〘 副詞 〙 ( 「たわたわ」の変化した語という。多く「と」を伴って用いる ) しなやかなさま、柔らかにたわむさまを表わす語。たおやか。
    1. [初出の実例]「柳の緑のやうに、たをたをとたゆみ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)竹河)
    2. 「たをたをと羽ばたいてゆく五位のむれを見おくりながら」(出典:銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉後)

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