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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…スズキ目ハゼ科の魚。北海道南部から沖縄にかけて広く分布し,高知でゴリ,東京でダボハゼ,霞ヶ浦でクロゴロなどの地方名がある。汽水域から淡水域にかけて生息する。…
…形態,生態ともによく似ている種に,以前にはドロメの未成魚と考えられていたアゴハゼがあるが,ドロメはうろこが小さく,体側に黒点がなく,尾びれの縁辺が淡黄緑色で白っぽく見えることで区別できる。ともに貪食(どんしよく)で,甲殻類,ゴカイ類などを好み,簡単に釣り上げられ,一般にダボハゼと呼ばれ,マハゼ釣りの外道(げどう)として区別され親しまれている。塩分・温度の変化に強く汚水にも耐えられるので,炎天下の磯の潮だまりや汚染された川の汽水域などにも生息範囲を広げている。…
…マハゼなどは,釣針につけた米飯粒にさえも食いつくほどである。東京近辺ではアゴハゼ,ドロメ,チチブなどを区別せずにダボハゼと俗称する。なお,アナハゼはハゼの名がついているが,カサゴ目でハゼの仲間とは縁遠い。…
※「ダボハゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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