デジタル大辞泉
「貪食」の意味・読み・例文・類語
どん‐しょく【貪食】
[名](スル)
1 むさぼり食うこと。たんしょく。
「あるものは極度に―で」〈中島敦・悟浄出世〉
2 細胞の食作用をいう。
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おお・く おほく【貪食】
〘
他動〙 (
活用は、カ行四段かカ行上二段か
未詳) 食をむさぼる。
※
書紀(720)景行一二年九月(熱田本訓)「
残賊(そこなひやぶ)り貪
(むさぼ)り婪
(オホキ)て屡人民
(おほむたから)を略
(かす)む」
※
打聞集(1134頃)老者移他国事「同様なる馬、〈略〉草を中にをきて、をほきて食ふを子とは知るべし」
どん‐しょく【貪食】
〘名〙 (形動) むさぼり食うこと。また、そのさま。たんしょく。とんじき。
※動物小学(1881)〈松本駒次郎訳〉上「黄鼬は〈略〉
鳥類等を得ざるときは其卵を貪食す」
とん‐じき【貪食】
〘名〙 むさぼり食うこと。どんしょく。
※羅葡日辞書(1595)「Edacitas〈略〉タイショク、tonjiqi(トンジキ)」
むさぼり‐く・う ‥くふ【貪食】
〘他ワ五(ハ四)〙 欲ばって食べる。がつがつして食べる。
※
小学読本(1874)〈
榊原・
那珂・
稲垣〉三「凡て梨柿ともに、甘美なりといへども貪り食へば歯を損す」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「貪食」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報