ハンカチ

デジタル大辞泉 「ハンカチ」の意味・読み・例文・類語

ハンカチ

ハンカチーフ」の略。 夏》
[類語]手拭手拭いタオルお絞り手巾

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精選版 日本国語大辞典 「ハンカチ」の意味・読み・例文・類語

ハンカチ

〘名〙 (「ハンカチーフ」の略) 手ふき用の小形の布。普通方形で、折りたたんで携帯するが、首に巻いたり、胸のポケットにはさんだりして装飾にもする。ハンケチ。手巾(しゅきん)。《季・夏》
※黴(1911)〈徳田秋声〉五二「手帕(ハンカチ)で玉のやうに入染(にじ)み出る鼻や額の汗を拭いた」
[語誌]明治二四年(一八九一)刊の「言海」には「ハンケチ」のみが収録されており、明治大正期には、「ハンケチ」の形の方が多かった。「ハンカチ」が普通になるのは昭和期。

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世界大百科事典(旧版)内のハンカチの言及

【ハンカチーフ】より

…日本ではおもに手ふきとして,欧米ではおもに鼻ふきとして実用され,また装飾品としても用いられる方形の小布。日本では略してハンカチ,ハンケチと呼ばれることが多く,手巾(しゆきん)ともいう。ローマ帝政時代に顔をふいたり手に持ったりしたスダリウムや,食事の際に手をふいたマッパが起源と考えられている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」