百科事典マイペディア 「ビエラすい(彗)星」の意味・わかりやすい解説 ビエラすい(彗)星【ビエラすいせい】 1826年にW.vonビエラが発見したすい星。周期約6.6年で地球に接近,1772年,1806年に出現したすい星と同一であることが分かった。1832年にも出現,1846年にはすい星の核が二つに分裂,1852年には二つの小すい星が並んでいるのが観測された。以後は観測されていないが,1872年,1885年にはビエラすい星と同じ軌道をもつ大流星雨が観測された。すい星が崩壊して流星雨となった例である。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報