ミラー切れ(読み)ミラーギレ

デジタル大辞泉 「ミラー切れ」の意味・読み・例文・類語

ミラー‐ぎれ【ミラー切れ】

一眼レフカメラで超望遠レンズ(600ミリ以上)を使用する際、ファインダーを覗いた時に視野上部が見えなくなってしまう現象レンズ焦点距離が長くなると、カメラ内部の反射鏡ミラー全体にレンズからの光が当たらないことによって生じる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

カメラマン写真用語辞典 「ミラー切れ」の解説

ミラー切れ

 超望遠レンズ(おもに600mm以上)では、光束が非常に太くなるので、一眼レフのミラー全体に光が当たらず、一部が暗くなってしまう。これをミラー切れと言い、ファインダー視野では下部が暗くなってしまう(ミラー先端に光が当たらないため)。このために、できるだけミラーを長くして、ミラー切れが起きないようにしている。現在では、普及タイプの一眼レフでも、600mmレンズまではミラー切れが起きないように設計されている。なお、ミラーの長さはPO値という単位で表し、PO値が大きければ、それだけミラー切れが少なくなる。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android