ラメセス[2世](読み)ラメセス

百科事典マイペディア 「ラメセス[2世]」の意味・わかりやすい解説

ラメセス[2世]【ラメセス】

古代エジプト第19王朝第3代の王(在位前1290年ころ―前1224年ころ)。ラムセスとも。アマルナ革命アマルナ時代)によって衰微したエジプトを再建した。カデシュの戦をもちこたえ,ヒッタイト南進阻止,のち平和条約を締結して,ヒッタイト王女と結婚した。テーベのラメセイオン(ラメセウム),アブ・シンベル神殿等を造営したほか,カルナックやルクソールの神殿を改修した。
→関連項目エジプト(地域)モーセルクソル神殿

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android