一朝の怒りに其の身を忘る(読み)いっちょうのいかりにそのみをわする

精選版 日本国語大辞典 の解説

いっちょう【一朝】 の 怒(いか)りに=其(そ)の身(み)を忘(わす)る[=一生(いっしょう)を過(あやま)つ・百年(ひゃくねん)を失(うしな)う]

(「論語顔淵」の「一朝之忿、忘其身、以及其親」による) 一時の怒りのために前後を忘れて自分の身を滅ぼすことになる。
※幸若・本能寺(室町末‐近世初)「いってうのいかりに其身をわすれ、そのしんにをよぼす。まどへるにあらずやとおもひつづけて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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