七半(読み)ナナハン

デジタル大辞泉 「七半」の意味・読み・例文・類語

なな‐はん【七半】

排気量750ccエンジンのオートバイの俗称。

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精選版 日本国語大辞典 「七半」の意味・読み・例文・類語

ななつ‐はん【七半】

〘名〙
中古から近世にかけての時刻の呼び方で、午前または午後の五時頃。
洒落本遊子方言(1770)更の体「もう七ツ半でもあろ」
※洒落本・美地の蛎殻(1779)「七ツ半頃のふうつの帯」

なな‐はん【七半】

〘名〙 排気量七五〇ccのオートバイの通称
黒豹鎮魂歌 第二部(1973)〈大藪春彦〉乗込む「白バイによく似せた二台のホンダの七五〇(ナナハン)二輪正門内側から爆音と共に跳びだしてきた」

しち‐はん【七半】

〘名〙 賭博(とばく)一種。詳細は不明。
古今著聞集(1254)一二「此の程、花山院殿の殿原、若きも老いたるも、七半を打ちて」

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世界大百科事典(旧版)内の七半の言及

【賽】より

…さいころ賭博の隆盛とともに,一定の目のみを記したり,詰物をして特定の目がでるように細工した賽も現れた。 日本の賽は,古代より中世にかけて双六盤(すごろくばん)の駒を動かす補助具として用いられたが,中世に賭博用具として分離し,四一半(しいちはん),七半(しちはん)という賭博が広く行われた。詳細は不明であるが,さいころの4と1,あるいは2個の目の合計で7の目が出たときは賭け手の賭金の半分を胴元が取る方法と推定される。…

※「七半」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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