上佐谷村(読み)かみさやむら

日本歴史地名大系 「上佐谷村」の解説

上佐谷村
かみさやむら

[現在地名]千代田村上佐谷

北は雪入ゆきいり村、南は山本やまもと村。弘安大田文に「在庁名百五十四丁四段三百歩」のうち「常安佐谷二十七丁」とある。中世は佐谷郷に属し、大掾氏の一族が支配した。佐谷郷の給主分と地頭職常陸大掾の相伝の所職であったらしく、鎌倉初期には、一時常陸介小田知重の手に渡ったが、常陸大掾資幹の訴えによって、佐谷郷給主職は大掾に認められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android