下玉里村(読み)しもたまりむら

日本歴史地名大系 「下玉里村」の解説

下玉里村
しもたまりむら

[現在地名]玉里村下玉里

霞ヶ浦に面し、玉里台地の南端に位置する。北は上玉里村。古代は上玉里村同様、「和名抄」記載の田余たまり郷の本郷の地に比定されるが(新編常陸国誌)中世には村域内に田余郷とともに大枝おおえだ郷が成立していたと思われる。大枝郷は貞応二年(一二二三)の常陸国留守所施行状(鹿島神宮文書)に「大枝郷事」として現れ、弘安大田文には南郡として「大枝十三丁大」とある。大枝郷で注目されることは、全国的にみて最も早い時期に下地中分が行われたことである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android