不備(読み)フビ

デジタル大辞泉 「不備」の意味・読み・例文・類語

ふ‐び【不備】

[名・形動]
必要なものが完全にはそろっていないこと。また、そのさま。「防災設備不備な(の)点がある」
文意が十分でないという意で、手紙文最後に添える語。不一。不尽。
[類語]不正確不十分不完全不徹底不行き届き不束ふつつかつたない不肖野育ち至らぬ半人前青臭い未熟不慣れ不調法不敏浅はか浅薄浅慮浅才無考え愚か愚かしい足りない不見識無定見半端中途半端生半可漏れ落ち抜けけつ欠如欠損欠落欠員遺漏脱漏脱落欠漏疎漏空き間引き尻抜け抜かり手抜かり手落ち仕落ち

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精選版 日本国語大辞典 「不備」の意味・読み・例文・類語

ふ‐び【不備】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 十分にととのっていないこと。そろうべき事柄や条件などが、完全にはそろっていないこと。また、そのさま。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「防火対策に不備があったと思われるが」(出典:風と死者(1969)〈加賀乙彦〉)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐隠公五年〕
  3. 文意のととのわない意で、手紙文の最後に添えることば。不具。不宣。
    1. [初出の実例]「委趣併期面拝。不備謹言」(出典明衡往来(11C中か)上末)

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普及版 字通 「不備」の読み・字形・画数・意味

【不備】ふび

不宣、書の末語。

字通「不」の項目を見る

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