不徹底(読み)フテッテイ

デジタル大辞泉 「不徹底」の意味・読み・例文・類語

ふ‐てってい【不徹底】

[名・形動]物事のやり方が中途半端で、十分に行き届かないこと。また、そのさま。「不徹底な説明」「不徹底な調査」
[類語]不行き届き不十分不備不正確不完全半端中途半端生半可不束ふつつかつたない不肖野育ち至らぬ半人前青臭い未熟不慣れ不調法不敏浅はか浅薄浅慮浅才無考え愚か愚かしい足りない不見識無定見なまじなまじっかなまなかなまじい生煮え生ぬるい手ぬるいおざなりなおざり微温的いい加減適当ぞんざい投げ遣りちゃらんぽらん行きあたりばったり宙ぶらりんまだしもまだ曲がりなりにもえんやらやっとやっとのことでどうにかこうにかどうにかやっとようやくようようようやっと何とかかろうじてからくも危うくすんでのところやっとこさ間一髪どうかこうかかつがつどうやらこうやら危なくすんでのことすんでにあわや九死に一生を得るすれすれまあまあまあよっぽどかなりなかなかわりあいわりかたわりかし割に比較的まずまずかすかすどうやらなんとかかんとかそこそこそれなり増し次善セカンドベストベター及第無難ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもないいまだしいま及ばずながら不全どうなりこうなり一応急場しのぎ当座しのぎ一時しのぎその場しのぎ

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精選版 日本国語大辞典 「不徹底」の意味・読み・例文・類語

ふ‐てってい【不徹底】

〘名〙 (形動) 徹底しないこと。中途半端なこと。また、そのさま。
正法眼蔵(1231‐53)坐禅箴「空にかかれる水は清水に不徹底なり」
明暗(1916)〈夏目漱石〉九七「煮え切らない不徹底(フテッテイ)内輪話最中に」

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