不振(読み)フシン

デジタル大辞泉 「不振」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しん【不振】

[名・形動]勢い成績業績などがふるわないこと。盛んでないこと。また、そのさま。「不振な経営を立て直す」「食欲不振
[類語]減退後退下火退潮尻すぼまり廃頽落ち目左前下り坂じり貧どか貧先細り下がり目低落廃る廃れる傾く寂れる衰える尻下がり尻切れとんぼ竜頭蛇尾孤城落日末期的衰残弱体化衰弱衰微衰退頓挫衰え地に落ちる没落落ちぶれるうらぶれる成り下がる零落凋落ちょうらく転落落魄らくはく淪落堕落末路斜陽成れの果て見る影もない朽ちる消沈衰亡たそがれ失速焼きが回る耄碌もうろくぽんこつ火の車終末大詰め尾羽うち枯らす世も末尻すぼみじり安貧乏貧困貧窮貧苦窮乏困窮困乏困苦生活苦ひん赤貧極貧清貧貧寒素寒貧すかんぴん不如意ふにょい文無もんな不調変調不順低調乱調低迷なまるにぶる冴えない伸び悩む上がったりスランプうだつが上がらない弱る弱まる鈍化弱化

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精選版 日本国語大辞典 「不振」の意味・読み・例文・類語

ふ‐しん【不振】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 勢いや成績、業績などがふるわないこと。ふるいたたないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「只人心の振不振(フシン)兵機の関係する所に候得ば」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉五)
    2. [その他の文献]〔漢書‐酷吏伝序〕
  3. 取引市場の人気がふるわず、出来高が極端に少ないこと。

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