中昔(読み)ナカムカシ

デジタル大辞泉 「中昔」の意味・読み・例文・類語

なか‐むかし【中昔】

それほど遠くない昔。
「―のことにやありけん」〈伽・鉢かづき

ちゅう‐むかし【中昔】

上古と近古との間。なかむかし。中古

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中昔」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐むかし【中昔】

〘名〙
① 上古と近古との間。中古。なかむかし。
② 今から見て中ほどの昔。中、近世ごろ。また、今から見て少し前の頃。
※落語・旅日記(1894)〈四代目橘家円喬〉「中昔(チウムカシ)道中のお話でございます」

なか‐むかし【中昔】

〘名〙 そのときからみて中頃に当たる昔。上古と近古との中間時期。中古。
雑談集(1305)二「中昔(ナカムカシ)伊豆の国の或所の地頭の若く田猟の次(ついで)に猿をとりて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「中昔」の読み・字形・画数・意味

【中昔】ちゆうせき

中古。

字通「中」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android