仕覚(読み)シガク

デジタル大辞泉 「仕覚」の意味・読み・例文・類語

し‐がく【仕覚】

[名](スル)
才覚。くふう。やりくり。
「京へまた出て生活くらすように―しよう」〈露伴・椀久物語〉
たくわえ。用意
「三年越しの長煩ひだから―がねえと思ひなせえ」〈滑・浮世風呂・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仕覚」の意味・読み・例文・類語

し‐がく【仕覚】

〘名〙
① (━する) 金などの工面、やりくりなどをすること。工夫。才覚。
浮世草子好色一代女(1686)五「物の入事のみ。何始末して縁につくべきしがくもなく、年月酒にくれて」
② たくわえ。
浄瑠璃八百屋お七(1731頃か)中「しまつしがくもない時節かの武兵衛が尋来て、金二百両膝に置(おき)

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