何時何時(読み)イツナンドキ

デジタル大辞泉 「何時何時」の意味・読み・例文・類語

いつ‐なんどき【何時何時】

[副]いつ」を強めた語。「何時何時事故に遭うかわからない」
[類語]何時かしら何時の間に何時いつなんどきいつごろいついついつしかいつの間にか何時なんじ何日なんにち何年なんねん幾日某日

いつ‐いつ【何時何時】

[代]不定称の指示代名詞。「いつ」を強めていう語。
(不定・疑問の時をさして)しかるべきある時。何月何日。「何時何時までと日限を切る」
いつも。平常
「一だんよい酒ぢゃ…。―よりもよい酒ぢゃ」〈虎明狂・河原太郎
[類語]何時いつなんどきいつごろいつなんどきいつしかいつの間にか何時なんじ何日なんにち何年なんねん幾日某日

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「何時何時」の意味・読み・例文・類語

いつ‐いつ【何時何時】

  1. 〘 代名詞詞 〙
  2. 何月何日をはっきり言わない言い方。某月某日。
    1. [初出の実例]「いついつの日まいらうと云ふぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)三)
  3. いつもの時。ふだん。平生
    1. [初出の実例]「いついつよりもよひさけじや」(出典:虎明本狂言・河原太郎(室町末‐近世初))

いつ【何時】 何時(なんどき)

  1. ( 「いつ」に同じ意の「なんどき」を重ねて意味を強めたもの。副詞的にも用いる ) いつ。どんな時。
    1. [初出の実例]「いつ何時を最期とも、其日送りのあへない命」(出典:浄瑠璃・心中天の網島(1720)上)
    2. 「いつ何時(ナンドキ)死ぬかも知れぬから」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉老余の半生)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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