余す(読み)アマス

デジタル大辞泉 「余す」の意味・読み・例文・類語

あま・す【余す】

[動サ五(四)]
余分なものとして残す。余らせる。「料理が多すぎて―・してしまった」
限度に達するまでの余地を残す。「今年も―・すところあと三日」
(主に受身の形で用いる)持て余す。手に余る。
「天の原朝行く月のいたづらによに―・さるる心地こそすれ」〈頼政集
こぼす。満ちあふれるようにする。
「憐みとる蒲公たんぽぽ茎短うして乳を―・せり」〈春風馬堤曲
[可能]あませる
[類語]残す余る浮かす余りある有り余るだぶつく繰り越す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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