信州蒸し(読み)しんしゅうむし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「信州蒸し」の意味・わかりやすい解説

信州蒸し
しんしゅうむし

蒸し物料理一種信州長野県)といえばそばの名産地で、料理名に信州がつくのはそばの意である。主として白身魚の切り身に塩をして、その上にそばをゆでて加え、蒸して熱いそば汁をかける。タイ、アマダイヒラメカレイエビ鶏肉アナゴウナギなどを用いる。そば汁は、煮だし汁2カップにしょうゆ半カップ、みりん35ccを煮合わせてつくる。薬味には、さらしねぎ、わさびもみじおろしなどを用いる。そばは乾そばが便利であるが、いいものを使わないとうま味が出ない。

多田鉄之助

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「信州蒸し」の解説

しんしゅうむし【信州蒸し】

そば蒸し。◇信州(現在の長野県)がそばの名産地であることから、そばを用いた料理を「信州~」ということがある。⇒そば蒸し

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android