克明(読み)コクメイ

デジタル大辞泉 「克明」の意味・読み・例文・類語

こく‐めい【克明】

[名・形動]
細かいところまで念を入れて手落ちのないこと。また、そのさま。丹念。「克明記録
まじめで正直なこと。また、そのさま。実直。
「姉は世間でいう義理を―に守り過ぎる女であった」〈漱石道草
[派生]こくめいさ[名]
[類語]丁寧念入り入念丹念周到念を入れる芸が細かい微に入り細を穿うが詳しい細かい詳細詳密精細明細つまびらか事細か子細につぶさ逐一細大漏らさずつくづくしげしげじっくりよくよくくれぐれとくととっくり心して細心みっしりみっちりつらつら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「克明」の読み・字形・画数・意味

【克明】こくめい

十分に明らかにする。〔書、尭典〕克(よ)く俊らかにし、以て九族を親しむ。

字通「克」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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