切畑権現山(読み)きりはたごんげんやま

日本歴史地名大系 「切畑権現山」の解説

切畑権現山
きりはたごんげんやま

小西こにし村・西山にしやま村の西方にあって、竹野郡との境界をなす。主峰は標高約四九四メートル。来迎らいごう山・切畑山・日暮ひぐらし山などともよばれ、中郡平野の東側の村々からは夕陽の入る山として親しまれた。また冬には権現山颪の吹く山でもある。

竹野郡側からは、近海航行の漁船の目標とされ、頂上にある吉野よしの神社(祭神広国押武金日神)は根付けの神ともされ、田植後登拝するものが多かったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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