精選版 日本国語大辞典 「切離」の意味・読み・例文・類語
きり‐はな・れる【切離】
〘自ラ下一〙 きりはな・る 〘自ラ下二〙
① 一つのものや付いているものが切れてはなればなれになる。切れて別々になる。
② 思いきって別れる。あきらめて離れる。
③ 思い切りがよい。決断力がある。
きれ‐はな・れる【切離】
〘自ラ下一〙 きれはな・る 〘自ラ下二〙
① 切れて離れ離れになる。わかれて別々になる。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)三「まわりのきれはなれてそびへたを断山と云ぞ」
② 思い切る。あきらめる。執着しなくなる。
きれ‐はなれ【切離】
〘名〙 (「きればなれ」とも) 思い切ること。あきらめ。とくに、金ばなれ。また、金ばなれがよいこと、気前がよいことの意に、多く用いられる。きりはなれ。
※雑俳・青木賊(1784)「切はなれ・物のいひよい江戸の客」
きり‐はなれ【切離】
〘名〙
① 切り離れること。また、切れて離れたもの。
② =きれはなれ(切離)
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